Typhoon Of Love
⑭ (一真サイド)
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オレは運良く勇祐がドアを開けっ放しで入ってくれたので、よく声が聞こえた。


「最近どうよ、龍人」



「朝はいつも迎えに行ってる。帰りも普通に部活の時は一緒に帰ってるよ」



「それなりってことね」



「うん。今じゃあの人オレにゾッコン」



ハハハ、と4人が大声をたてて笑った。



「いつにする?すべてをばらすの」



「そうだな…一発ヤってからにすれば?」



「それもいいなあ…そうするか」



「矢吹はもう結木が龍人を好きだと知って傷ついてるはず。残すは結木ね、結末が楽しみだわ」



「よ!!真っ黒の女王!!」

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