Typhoon Of Love
④ (叶美サイド)
--*--*--*--*--*--
「か…一真?!」
そう呼ぶ龍人の声がして、一真は顔をあげたと思うと、いきなり大声で怒鳴り始めた。
「何が目的なんだ?!
何で龍人と金井と今口と勇祐なんだ?!
理解出来ねぇ。
理解出来るわけがねぇ。
理解したくもねぇ。
オレは叶美にどう説明すればいい?!
叶美はどんな反応をする?!
オレは傷を負った叶美を優しく包むことが出来るか?!
お前ら、考えてみろよ!!
どんだけ叶美が龍人を好きか!!
お前らも人を好きになったことぐらいあんだろ?」
一真のそんな言葉に涙が出てきた。
まだ何が起こってるかよく分からないけど、きっと、私と龍人に関することだと思う。
「…うぅっ」
私は思わず声を出してしまった。
そしてふと前を見ると、涙でぼやけているものの、大きな鏡があることに気付いた。
そして、一真と鏡越しにばっちり目があった。
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「か…一真?!」
そう呼ぶ龍人の声がして、一真は顔をあげたと思うと、いきなり大声で怒鳴り始めた。
「何が目的なんだ?!
何で龍人と金井と今口と勇祐なんだ?!
理解出来ねぇ。
理解出来るわけがねぇ。
理解したくもねぇ。
オレは叶美にどう説明すればいい?!
叶美はどんな反応をする?!
オレは傷を負った叶美を優しく包むことが出来るか?!
お前ら、考えてみろよ!!
どんだけ叶美が龍人を好きか!!
お前らも人を好きになったことぐらいあんだろ?」
一真のそんな言葉に涙が出てきた。
まだ何が起こってるかよく分からないけど、きっと、私と龍人に関することだと思う。
「…うぅっ」
私は思わず声を出してしまった。
そしてふと前を見ると、涙でぼやけているものの、大きな鏡があることに気付いた。
そして、一真と鏡越しにばっちり目があった。