Typhoon Of Love
⑦ (叶美サイド)
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「俺、すごい悩んでた。どうやったら振り向いてくれるか。でもそう思う反面、一真に振り向く叶美が嫌で、そんな風に叶美をさせる一真が嫌で…時が経つに連れて、そういう気持ちも大きくなって…」
「そうやって悩んでる龍人を見て、オレがある計画を教えた」
男の子が口を開いた。
そしてその言葉に一真が聞く。
「ある計画って?」
今度は真梨ちゃんが口を開いた。
「…私たちが傷ついた分、矢吹先輩と結木先輩に傷ついてもらおうっていう計画です」
「え、じゃあこの4人は、私たちに傷つけられたっていう人の集まりなの?」
「勇祐以外は。勇祐は…縁の下の力持ちみたいな感じで動いてた」
沙姫は足を組み直してそう答えた。
「私たち、そんな悪いことしてたの?」
「してるに決まってんじゃん!!」
真梨ちゃんは叫び、そしてこう言った。
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「俺、すごい悩んでた。どうやったら振り向いてくれるか。でもそう思う反面、一真に振り向く叶美が嫌で、そんな風に叶美をさせる一真が嫌で…時が経つに連れて、そういう気持ちも大きくなって…」
「そうやって悩んでる龍人を見て、オレがある計画を教えた」
男の子が口を開いた。
そしてその言葉に一真が聞く。
「ある計画って?」
今度は真梨ちゃんが口を開いた。
「…私たちが傷ついた分、矢吹先輩と結木先輩に傷ついてもらおうっていう計画です」
「え、じゃあこの4人は、私たちに傷つけられたっていう人の集まりなの?」
「勇祐以外は。勇祐は…縁の下の力持ちみたいな感じで動いてた」
沙姫は足を組み直してそう答えた。
「私たち、そんな悪いことしてたの?」
「してるに決まってんじゃん!!」
真梨ちゃんは叫び、そしてこう言った。