Typhoon Of Love
⑨ (叶美サイド)
--*--*--*--*--*--
「…ッ!!」
一真は真梨ちゃんのその言葉を聞くと、何かを思い出したように顔を赤くして俯き始めた。
「結木先輩」
「は、はいっ」
「ヒドいと思いません?この言葉」
「え!!あ…うん。ちょっとね」
「覚えてませんか?結木先輩。これ言われたの、結木先輩に覗かれたときの話なんですよ」
私は驚いた。
私が誰かの告白タイムを見てしまったのは一度しかない。
中3のあの時。
最近よく夢に出てくる話。
あの相手がまさか真梨ちゃんだったなんて。
私の顔を覚えられていたなんて。
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「…ッ!!」
一真は真梨ちゃんのその言葉を聞くと、何かを思い出したように顔を赤くして俯き始めた。
「結木先輩」
「は、はいっ」
「ヒドいと思いません?この言葉」
「え!!あ…うん。ちょっとね」
「覚えてませんか?結木先輩。これ言われたの、結木先輩に覗かれたときの話なんですよ」
私は驚いた。
私が誰かの告白タイムを見てしまったのは一度しかない。
中3のあの時。
最近よく夢に出てくる話。
あの相手がまさか真梨ちゃんだったなんて。
私の顔を覚えられていたなんて。