好きなのに…
コンコンッ

「はーい」

そういう奈々の声は少し大人びた綺麗な響きをしていた。
私がいない間にみんなはどんどん変わっていく。
私の時間だけが止まっている。

涙をこらえ部屋に入ると

「みか…?」

少し声が震えている
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