好きなのに…
この声は間違いなく葵だ。
そりゃ、びっくりするだろうな
アメリカに行ってた人間が
連絡もせずに帰ってくるんだから…

私は葵の声を無視してステージに上がる。


「奈々さん洸さん、
ご結婚おめでとうございます。
……」

スピーチが終わり礼をすると、

奈々が立ち上がった。
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