好きなのに…
そう、思うと、また、涙が溢れてくる。

「私の事、幼馴染としか思ってないでしょ?
私は邪魔者でしょ?
もう、離して!」

私は、葵をおもいっきり突き飛ばして
保健室を出た。

走って走って校門を出て、

「美香様」

尚さんがいた。

「どうぞこちらに。」
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