Beast Love
「じゃぁポチはなんて書いたんだよ? 人の目標にイチャモンつけれるだけの、たいそう立派な目標を書いてんだろうなぁ?」
「わっ、わたしは…………」
奪われまいと相手に裏を向けて口元に翳せば逆効果だったようで、窓から差し込む夕焼けでプリントが透けてしまった。
つまり、白紙であることがバレてしまった。
「へぇーーーーーーー」
わざとらしく目を細めるマサトに対し、頬を膨らませる。
「い、良いじゃん別にっ。どうせ今から宇佐美先生にしこたま怒られるんだか」
「うふふっ、そうよぉ? 天音さん。はい、コッチにいらっしゃい」
いつの間にか青龍院くんとの対話を終えた宇佐美先生が、怖い笑みを浮かべて私の後ろに立っていた。
「ひっ!」
短く息を吸い込むと、先生に袖を引っ張られて連行される。
「お望み通り、提出期限を過ぎても出さなかった天音さんを、しこたま怒ってあげるわねっ」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「おー、頑張れよポチ公〜」
「わっ、わたしは…………」
奪われまいと相手に裏を向けて口元に翳せば逆効果だったようで、窓から差し込む夕焼けでプリントが透けてしまった。
つまり、白紙であることがバレてしまった。
「へぇーーーーーーー」
わざとらしく目を細めるマサトに対し、頬を膨らませる。
「い、良いじゃん別にっ。どうせ今から宇佐美先生にしこたま怒られるんだか」
「うふふっ、そうよぉ? 天音さん。はい、コッチにいらっしゃい」
いつの間にか青龍院くんとの対話を終えた宇佐美先生が、怖い笑みを浮かべて私の後ろに立っていた。
「ひっ!」
短く息を吸い込むと、先生に袖を引っ張られて連行される。
「お望み通り、提出期限を過ぎても出さなかった天音さんを、しこたま怒ってあげるわねっ」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「おー、頑張れよポチ公〜」