Beast Love
転校初日から誰にも媚びずに、言いたいことを言いまくる女子生徒。
調子に乗って手を上げようとした笹原から助けてやると、その女子生徒は声量とは裏腹に小動物みてぇな瞳で俺を見上げていた。
(……自分より強そうな相手にも怯まずに言い返すなんざ、おもしれー奴だな。っつーか、馬鹿なだけか)
……そう、初めはただの好奇心だったんだ。
「よし、今日からお前は俺らのクラスメイトであり、俺様の従順な下僕だ」
「げ、下僕……」
からかえばからかうだけのリアクションが返ってくるのがまた、面白い。
軽く放っただけで強く跳ね返ってくるボールのような。
次はもっと力を込めて遊んでやろうとか、どうしようもない好奇心と欲求が溢れてくる。
「っつーか、名前覚えんのダルいからポチで良いだろ? よろしくな、ポチ」
「は、はぁぁぁぁ?!」
こうして転校生、天音 希は俺のお気に入りの玩具になってしまった。
調子に乗って手を上げようとした笹原から助けてやると、その女子生徒は声量とは裏腹に小動物みてぇな瞳で俺を見上げていた。
(……自分より強そうな相手にも怯まずに言い返すなんざ、おもしれー奴だな。っつーか、馬鹿なだけか)
……そう、初めはただの好奇心だったんだ。
「よし、今日からお前は俺らのクラスメイトであり、俺様の従順な下僕だ」
「げ、下僕……」
からかえばからかうだけのリアクションが返ってくるのがまた、面白い。
軽く放っただけで強く跳ね返ってくるボールのような。
次はもっと力を込めて遊んでやろうとか、どうしようもない好奇心と欲求が溢れてくる。
「っつーか、名前覚えんのダルいからポチで良いだろ? よろしくな、ポチ」
「は、はぁぁぁぁ?!」
こうして転校生、天音 希は俺のお気に入りの玩具になってしまった。