Beast Love
「あんた、地味な見た目してるのに、よく怖じ気かずマサトに口答えできるな」
クールな男子生徒、青龍院 透くんがフッと鼻で笑うと、まったり男子の玄武くんがまぁまぁ、っとマサトをなだめる。
「マサト、あんまり騒いだらまた先生に目付けられるぞ。早く席につこう」
ガラガラッと教室の扉が開き、英語の先生が姿を現す。
優しそうな爽やか教師を想像していたのだが、やって来たのは筋肉ムキムキで浅黒い肌をした強面教師だった。
「お前らぁ! 早よ席につけぇ! 席につかんヤツは欠席にするぞ!! Were you able to understand?!」
嗚呼、なんかもう色々とギャップが凄い!
ゴリゴリマッチョな上腕二頭筋が輝いて見えるし、何で竹刀持ってるのか謎だし、ツッコミが追いつかない!
「おいコラ、鳳凰! 早よ席につかんかい!」
英語教師に名指しで注意を受けたマサトはチッ、と舌打ちをしてから私に再度睨みを利かせる。
「ポチ、授業終わったら躾あるから廊下に出て待ってろ」
こ、怖ぇ〜。
絶対ヤキ入れられるやつじゃん。
この時ほど、授業が終わって欲しくないと思ったのは初めてだった。
クールな男子生徒、青龍院 透くんがフッと鼻で笑うと、まったり男子の玄武くんがまぁまぁ、っとマサトをなだめる。
「マサト、あんまり騒いだらまた先生に目付けられるぞ。早く席につこう」
ガラガラッと教室の扉が開き、英語の先生が姿を現す。
優しそうな爽やか教師を想像していたのだが、やって来たのは筋肉ムキムキで浅黒い肌をした強面教師だった。
「お前らぁ! 早よ席につけぇ! 席につかんヤツは欠席にするぞ!! Were you able to understand?!」
嗚呼、なんかもう色々とギャップが凄い!
ゴリゴリマッチョな上腕二頭筋が輝いて見えるし、何で竹刀持ってるのか謎だし、ツッコミが追いつかない!
「おいコラ、鳳凰! 早よ席につかんかい!」
英語教師に名指しで注意を受けたマサトはチッ、と舌打ちをしてから私に再度睨みを利かせる。
「ポチ、授業終わったら躾あるから廊下に出て待ってろ」
こ、怖ぇ〜。
絶対ヤキ入れられるやつじゃん。
この時ほど、授業が終わって欲しくないと思ったのは初めてだった。