Beast Love
「鳳凰さん、白虎町さんっ!」
普段見慣れぬ女子に呼び止められ、訝しげに足を止めたふたりだったが、すぐにその正体に気付いてくれた。
「あー、あんたはポチ公の友だちの……。確か、名前は……」
「いっちゃん、やったよな? 桜島高校の文化祭へようこそ〜……ってか、どしたん? そないに泣きそうな顔して」
訳も分からず慌てて追いかけてきた小雪も、鳳凰 正人と白虎町 陽と顔を見合わせ、首を傾げている。
ぱっと見、威圧的なオーラを放つ鳳凰 正人が怖くないわけではなかった。
だが、それでも前島 いのりは彼らに頭を下げて懇願する。
「……あのっ、お願いします……。ノゾミんを、私の大切な友だちの天音 希を、……守ってください……っ」
1番早く反応を見せたのは、鳳凰 正人だった。
「ポチ公を守る……? どういうことだよ、それ」
普段見慣れぬ女子に呼び止められ、訝しげに足を止めたふたりだったが、すぐにその正体に気付いてくれた。
「あー、あんたはポチ公の友だちの……。確か、名前は……」
「いっちゃん、やったよな? 桜島高校の文化祭へようこそ〜……ってか、どしたん? そないに泣きそうな顔して」
訳も分からず慌てて追いかけてきた小雪も、鳳凰 正人と白虎町 陽と顔を見合わせ、首を傾げている。
ぱっと見、威圧的なオーラを放つ鳳凰 正人が怖くないわけではなかった。
だが、それでも前島 いのりは彼らに頭を下げて懇願する。
「……あのっ、お願いします……。ノゾミんを、私の大切な友だちの天音 希を、……守ってください……っ」
1番早く反応を見せたのは、鳳凰 正人だった。
「ポチ公を守る……? どういうことだよ、それ」