Beast Love
翌日。
天気は快晴、桜は気持ちよさそうに太陽に向かって花を開いている。
いっちゃんを迎えるために早朝の駅前で新幹線に乗ってやって来る彼女を待っていると、昨日教室で声を掛けて嬉しそうにしていたハルカくんが、やや不安げな面持ちでソワソワとしていた。
「あー、女の子と3人で遊ぶなんて小学生以来だから、緊張するね」
「あはは。大丈夫、すぐ仲良くなれるよ」
女装が趣味だと公言していたから、てっきり休日の外出にはスカートなんか履いてきちゃうのかと思っていた。
しかし、ハルカくんが着てきたのはシンプルなTシャツとスキニー。
側から見れば、ごくごく普通の細身な高校生男子である。
天気は快晴、桜は気持ちよさそうに太陽に向かって花を開いている。
いっちゃんを迎えるために早朝の駅前で新幹線に乗ってやって来る彼女を待っていると、昨日教室で声を掛けて嬉しそうにしていたハルカくんが、やや不安げな面持ちでソワソワとしていた。
「あー、女の子と3人で遊ぶなんて小学生以来だから、緊張するね」
「あはは。大丈夫、すぐ仲良くなれるよ」
女装が趣味だと公言していたから、てっきり休日の外出にはスカートなんか履いてきちゃうのかと思っていた。
しかし、ハルカくんが着てきたのはシンプルなTシャツとスキニー。
側から見れば、ごくごく普通の細身な高校生男子である。