Beast Love
駅から歩き、バスを乗り継ぐこと数分。
黒と白とオレンジの内装に、木の家具が合わせられた、なんともシックでお洒落なカフェに到着した。
「わぁ、コーヒーの良い香り。ノゾミん、良さげなお店見つけてくれたじゃーん。ありがとねっ」
「でしょでしょ? 私とハルカくんの通ってる高校近いし、良かったら行きつけのお店にしたいなぁと思って」
私の提案に、ハルカくんが深く頷く。
「おー、それ良いね!」
お店の入り口には小さな黒板にメニューの写真が貼り付けられており、チョークで説明書きがされている。
何から何までオシャンティーである。
(自分にもう少し語彙力があれば、このお洒落さを伝えるべくSNSにうまいこと良い感じに書けるのにっ)
そんな悔しさを胸に恐る恐る扉を開くと、黒いエプロンを付けた男の人が入り口に近付いて来た。
「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」
店員さんの容姿を見て、私は固まってしまった。
「あ、あれ? なんで、こんな所にいるんですかっ??」
だって、その人は、私たちの担任の先生にそっくりで……
「う、宇佐美先生ぇ?!!」
黒と白とオレンジの内装に、木の家具が合わせられた、なんともシックでお洒落なカフェに到着した。
「わぁ、コーヒーの良い香り。ノゾミん、良さげなお店見つけてくれたじゃーん。ありがとねっ」
「でしょでしょ? 私とハルカくんの通ってる高校近いし、良かったら行きつけのお店にしたいなぁと思って」
私の提案に、ハルカくんが深く頷く。
「おー、それ良いね!」
お店の入り口には小さな黒板にメニューの写真が貼り付けられており、チョークで説明書きがされている。
何から何までオシャンティーである。
(自分にもう少し語彙力があれば、このお洒落さを伝えるべくSNSにうまいこと良い感じに書けるのにっ)
そんな悔しさを胸に恐る恐る扉を開くと、黒いエプロンを付けた男の人が入り口に近付いて来た。
「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」
店員さんの容姿を見て、私は固まってしまった。
「あ、あれ? なんで、こんな所にいるんですかっ??」
だって、その人は、私たちの担任の先生にそっくりで……
「う、宇佐美先生ぇ?!!」