Beast Love
何かからの衝撃を受けて、ボールプールがガクッと傾いた。
「わっ! な、なにっ?」
悪戯な笑い声がするスクリーンを見ると、ぶちゃ可愛い顔をした紫色の鳥が、羽でビシバシと私たちを攻撃している。
「あー! アンハッピーくんが攻撃してる! ちょっと、早く応戦しなきゃ!」
声を上げ、マサトに応援を頼もうとするがボールに埋もれて姿が見えない。
……って言うか、押し倒した私のせいだけど。
「このままじゃ、ゲームオーバーになっちゃう」
まだ本命であるハッピーボールすら、探せて無いのにっ!
再びガコンッと足場が揺れ、私の身体も恐らくマサトが埋もれているであろう場所へと放り出されてしまった。
「ぶふぁ!」
ついついコケる時の癖で伸ばした手の平に、何か柔らかい物が当たる。
(ん? 何これ)
反射的に握り拳を作って謎の物体を鷲掴みにすれば、何処からか「ぐはっ」っと呻き声が聞こえた。
手の先をよくよく見ると、それは先ほどまで隣にいた人物の、スキニーの……股の間で。
「わっ! な、なにっ?」
悪戯な笑い声がするスクリーンを見ると、ぶちゃ可愛い顔をした紫色の鳥が、羽でビシバシと私たちを攻撃している。
「あー! アンハッピーくんが攻撃してる! ちょっと、早く応戦しなきゃ!」
声を上げ、マサトに応援を頼もうとするがボールに埋もれて姿が見えない。
……って言うか、押し倒した私のせいだけど。
「このままじゃ、ゲームオーバーになっちゃう」
まだ本命であるハッピーボールすら、探せて無いのにっ!
再びガコンッと足場が揺れ、私の身体も恐らくマサトが埋もれているであろう場所へと放り出されてしまった。
「ぶふぁ!」
ついついコケる時の癖で伸ばした手の平に、何か柔らかい物が当たる。
(ん? 何これ)
反射的に握り拳を作って謎の物体を鷲掴みにすれば、何処からか「ぐはっ」っと呻き声が聞こえた。
手の先をよくよく見ると、それは先ほどまで隣にいた人物の、スキニーの……股の間で。