Beast Love
「ホント、邪魔しかしてこないよね」
「どっちがだよ」
ブーブーと文句を垂らしていると近くにスタッフがやって来て、出口へと案内される。
何故か楽しかったと口から出てしまいそうな胸のドキドキをきゅっと奥に閉じ込め、不思議な余韻に浸りながら光射す方へと歩いていく。
そして出口のゲートをくぐると何故かスタッフから、ラッキーボールを見つけた人にしか渡されない景品を、マサトに渡された。
「あれ? 私たちはゲームオーバーになりましたよ?」
首を傾げてそう訂正すると、ゲート内に立つお兄さんがニコニコと営業スマイルを浮かべる。
「いえ、ゲームオーバー前にお連れ様がラッキーボールを見つけられましたので、景品をお渡しします」
「えっ?!」
驚きつつマサトの手を確認すると、景品を持っている反対の手、左手には黄色くて可愛いひよこ顔が描かれたボールが、握りしめられていた。
「どっちがだよ」
ブーブーと文句を垂らしていると近くにスタッフがやって来て、出口へと案内される。
何故か楽しかったと口から出てしまいそうな胸のドキドキをきゅっと奥に閉じ込め、不思議な余韻に浸りながら光射す方へと歩いていく。
そして出口のゲートをくぐると何故かスタッフから、ラッキーボールを見つけた人にしか渡されない景品を、マサトに渡された。
「あれ? 私たちはゲームオーバーになりましたよ?」
首を傾げてそう訂正すると、ゲート内に立つお兄さんがニコニコと営業スマイルを浮かべる。
「いえ、ゲームオーバー前にお連れ様がラッキーボールを見つけられましたので、景品をお渡しします」
「えっ?!」
驚きつつマサトの手を確認すると、景品を持っている反対の手、左手には黄色くて可愛いひよこ顔が描かれたボールが、握りしめられていた。