暴走族彼氏
「よいしょっと。」

アキラが、石段の上にななめに寝転がった。

「痛くないの~?」

「ま~ぼちぼち。」

アキラは手を枕にして、目をつぶって言った。

絶対痛いって。ヘンなの。




「ねぇ、アキラって彼女とかいないの?」

考えてもないのに勝手に言っていた。



「・・・。」


無視~?


「ねぇアキラ~?」


もう一度言ってみるけど・・・


「・・・・。」


やっぱ返ってこない。

「もしかして寝ちゃった・・?」


なんて



―グイッ
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