暴走族彼氏



「ちげーよ。寝てたのは亜由だけ♪」


アキラが冷静に、そして、待ってましたかのように言った。



「そーゆーコトじゃねーよっ。」


するどいツッコミ。



「もしかして、2人付き合ってんの~?」



そのとーりでございます。


あたしが、言おうか言わまいか迷ってる間に・・・




―ちゅ



いきなり目の前にアキラの顔が来たと思ったら・・・



キス・・・・?


「ちょっ・・・!?」




―グイっ




アキラはあたしの肩を引き寄せて言った。




「こーゆーコトだから、亜由には手ぇ出さないでネ♪」



余裕の表情で。
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