Liebe
第三十一話「水遊び」
せっかく水の都に来たのだから、とエリー達は温水プールを楽しむことにした。
発案者はリートだ。
「水の都まで来てプールに入らずに帰るのは愚か者のすることだ!」
珍しく強い口調で言っていた。エリー達はそうしてプールへと向かった。
着替え終わり、エリーとリート、そしてシャールとサラは待ち合わせ場所へと向かった。
そこにウィリアム達が待っているのだ。
リートとシャールは色違いの水着を着ている。
リートは黒でシャールは白だ。よく似合っている。
人形だから、というのもあるが、二人とも肌が白く美しいので、水着が映えている。
下の部分がスカートになっている水着だ。
サラは白地に赤い花柄模様の水着だ。
スタイルが良いので何を着ても似合いそうなものだが、その水着はサラによく似合っている。
エリーはビアンカの助言をもらい、桃色でフリルのついた水着だ。
胸元にリボンがついている可愛らしいデザインだ。
四人とも髪が長いので、高い位置で一つに結っている。