Liebe
「機械を止める場所言うから、その通りにやってみ」
テオがエリーにアドバイスをする。
エリーは真剣な顔で頷き、再び機械に向き直った。
そうして、テオの言葉通りに動かしていく。すると。
「わぁ、取れました!」
「簡単だろ?」
テオの言葉に、エリーは嬉しそうに頷いた。
その後、二人は色々な場所へ行った。
主に身体を動かすような、二人で楽しめるような場所ばかり。
一度も行ったことのない場所が多かったため、エリーは新鮮な気持ちで楽しんでいた。
そんなエリーの手にはうさぎのぬいぐるみ。
エリーに似ているから、とテオが取ったものだ。
そのぬいぐるみを胸に抱きながら、エリーはテオと共に最後の場所へと向かって行く。
外はもうとっくに暗くなってしまっていた。