ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
ピーターパンに憧れて
/プロローグ
お伽噺や夢物語を信じていた小さな小さな私。
窓を開けて夜空を見上げればキラキラと星が光輝いて、ピーターパンがきてくれるって思ってた。
あの気持ちを忘れてしまったのはいつからだろう。
現実的な未来しかみえなくなったのは──。
「俺、アリカが好きだ」
真っ白なセーラー服を身に纏っていた私に向けられたのは、真っ直ぐで曇りの知らない瞳。
ピーターパンのような幼さと純粋そうな輝きがあって、まるで永遠の子供という言葉がぴったり当てはまる。
「あ、無理」
でも、それを一気に崩したのはきっと私──。
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