ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
「まぁ、落ちまくりですけどー」
「そっか」
「でもね、楽しいんだ」
「……」
「どうしたの?」
「ア、アリカが楽しいなら、俺も嬉しいんだけど」
「けど?」
「……今、凄くキスしてぇ」
「ばっ、馬鹿!!」
「1回だけ!久し振りにこうやってアリカに会えたんだし!」
「……っ」
「軽いやつでいいから!!」
ダイがあまりにも一生懸命に説得するものだから、
「まぁ、一瞬なら……」
病院はもうすぐそこなのに小さく頷いてしまう。
ダイは周りを見渡してから私の頬に右手を置いて、ほんの一瞬だけ唇が触れる位の軽いキス落とした。