ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
こんな道端で、しかもいい年して馬鹿みたいだと思いながらも、私の頬は柄にもなく熱を持っていってしまう。
そんな私にダイは手を差し出してくるから。
「来年もこうやって一緒に歩こうね」
「ま、まぁ……アリカがそう言うなら」
「ダイ、ニヤけ過ぎ……」
「うるせーよ、黙れっ!!」
私逹は子供のように笑って互いの手を取った。
楽しい事ばかりだけじゃなくて、上手くいかない事もある。
夜空が見える窓の外からピーターパンは迎えには来てくれなかった。
けれど、夢を追うこともみることが遅いなんてあり得ない。
前を見てらこれから先、ずっと、キミと一緒に歩いていける未来を信じて。