ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
あーあ、首もとの痕どうしよう。コンシーラーで隠せるかな?
私もダイとするの嫌いじゃないし、気持ちもいいんだけど、体力がなぁ…ついてけないかも。
私の胸の形を崩して遊んでいるダイにチラリと目を向ける。
子供みたいに楽しそうで、スッキリしちゃった顔して。少し憎たらしい。
それにしても──、
「何で男の人ってお風呂一緒に入りたがるかなぁ……」
はぁ、と小さな息を吐いたところで──。
「……は?だから、どこの男と比べてんだよ??」
「え?いや、これは……一般論で…その」
「へー、一般論ねぇ。もう、おしまいのつもりだったけど。俺、お風呂エッチもしたいなー」
「でも、さっき、したばかりで……。体がもう無理だから、まったりしたいなーなんて」
「大丈夫!アリカは前に手ぇついてるだけでいいから」
ダイが私の腰を掴んでにっこりと口許を緩めるから、
「無理、無理!立てなくなっちゃう!もう休ませて!」
私の叫びがお風呂場に響き渡っても、その願いは叶わないものとなった。
──ねぇ、私のこと好き?──