ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
「えぇ?こ、今晩?」
「いーじゃん飯位」
「え!夕飯?」
「昨日も今日も車出したんだから」
「……」
「何か奢ってよ」
「……」
「明日、日曜だし休みだろ?」
確かに。よく覚えていないけどら昨日は多分ユミが手におえなかった私を迎えに来て貰った訳だし。
チラリとダイに視線を向ければ、"腹減ったー"なんてお腹に手を当てている状態だ。
「いーじゃん。アシ代でさ!」
なんて愛嬌のある笑顔を見せるから、ちょっとだけドキリとしてしまう。
「そっかー、そうだよね……」
昨日の二日酔いは抜けきらない状態で、本当は早く家に帰ってベッドに横になりたかった。
けど週末に家で"ぼっち"っていうのも寂しいのは本音で、結局は自分がお酒を飲み過ぎて蒔いたタネだ。
私は素直に頷くしかなかった。