ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
「……ふッ、」
呼吸をするのがやっとで、乱暴におとされたキスはすぐに深いものになっていく。
「や、ダ……イ」
半分抱えられながら路地の端に寄って、何度も何度もキスをした。
これ以上はマズイ……。
頭では分かっているのに、アルコールと甘い吐息と魅惑的な余韻が邪魔して私の自制心が上手く働かない。
「……んッ、」
唇が離されるその瞬間に、息をするのが精一杯だった。
「あ、待ッ……」
背中に回されて滑り落ちてくるその大きい手が服越しに上下に動かされれば、身体全身が熱を持っていく。
「ホテル、行ってい?」
「……」
頷いたかは覚えていないけど、足元が覚束無い身体をダイに預けるしかなかった。