ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
デート?
「どうかしてました……」
「傷付くんだけど」
カーテンで覆われた窓の隙間からは太陽の光が漏れて、まだはっきりとしない私の脳を刺激をする。
布団の中といえど、私とダイは大きめベッドの上で向かい合っていた。
「こ、これは一夜の間違いだと思って!わ、忘れて……」
「あんな濃厚な一夜忘れられるかよ!」
しわくちゃになった真っ白なシーツが昨日の夜の行為を物語っていて、曖昧な記憶がぼんやりと頭に蘇っていく。
「お酒にやられてました」
「酒ねー」
「……」
「酒が入れば誰でもいーわけ?」
「ちがッ……」
「ふーん。彼氏じゃなくてもヤれちゃうんだ」
ダイは呆れた様に声を出して、私をギロリと睨み付けた。