ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
「うー……」
私がアイスを持つ反対の手で頭を抱えていれば、
「こんな良い子に育ちましたよ」
ダイはそう言って口元をニヤつかせる。
「せ、説得力、全く無いけど?それに、ダイなんてユミの学習机にお漏らししたじゃん!」
「馬鹿!!何歳の話だよ!!しょうがねぇだろー!」
「あと、必ずカーテンの後ろでさー」
「もーいーから!」
今度は焦り出すのはダイの番で、昔の思い出を遡っていくのが面白くなってきたところで。
「……あ」
「あ?どしたんだよ?」
「ダイさ……」
「なんだよ」
「私に告白してきたよね?」
忘れかけていた1つの記憶が頭の中に蘇ってきた。