ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
「……ッ」
「いつだっけ?ほら、えーと」
「お前、馬鹿か?」
「ほら、あれ?私が高校生の時にさ真っ赤な顔して」
「お前、何年前の話だと思ってんだよ」
「私の事、好きだったの?」
「……」
「初恋かぁ」
「勝手に初恋って決めつけんなよ!」
「え、違うの?」
「……」
「……」
「ち、違くないけど。……ア、アイス早く食えよ!」
ダイはふてくされる様に唇を尖らせて、私をギロリと睨み付けた。
「あぁぁぁ!」
手元のアイスを見ればポタポタと溶けはじめていて、次に慌てるのは私の番になる。