ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
「わー!ありがとう!」
先週、ダイと一緒に買った絵本のプレゼントをユミに渡せば、ユミは目をまるで自分が子供の様に目を輝かせて喜んでくれた。
話によると、ユミはもうすぐ妊娠3ヶ月になるみたいで、発覚したばかりなのにユミの部屋にはマタニティの本が既に何冊か置かれている。
「ヨシヤさんが……」
なんて、"小林さん"の下の名前を目を細めて口にするユミは幸せいっぱいそのもの。
いざ、ユミを目の前にすると言うべきか言わないか……。決心が揺らいでいく。
「えー、ダイと買いに行ったの?」
「う、うん」
あなたの弟とヤッてしまいたした、と言うべきか言わないべきか。
「ダイと仲良かったっけー?」
「え、あーうん。車で送って貰ったじゃん?」
や、別に関係を持った男の人の話を全てユミに話てるわけじゃないんだけどね。