ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
「あり得ないでしょぉー?」
「アリカ、あんた大丈夫?」
「ユミだけが仲間だったのにぃぃぃ!!!」
「ちょっと……、飲み過ぎだってば」
「あーたーしーをー、置いてかないでぇぇぇー!!」
なんて叫ぶ私の記憶は少しばかりか残っている。
「マジ、悪酔いし過ぎだってばぁ!」
「ぜーんぜん、酔って無いし!」
大量にアルコールの入った脳味噌は最高に気持ちが良かった。
「……」
「ぎゃはははは!!!!」
なんか、ふわふわして頭も暖かくて自分で何をしているのかも全部理解できない。
「ほんとに勘弁してよー」
呆れたユミの声がぼんやりと耳に入ってきたけど。
既に意識が半分夢の中だった。
「ったく、迎えに来させるか」
なんて台詞と共に、ユミがスマホを手にした事もかすかにしか記憶に無い。