ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
あたしと将来
「アリカ先生って本当に凄いですよね?」
「え?」
園児逹を送り出した後、私の座る保育室のテーブルを覗き込んできたのは、いつも遠慮の無い発言をする三好ちゃんだ。
「あー、これ位だったら持ち帰らないでパッパと書いちゃおうと思って!」
テーブルの上には子供逹が登園してからすぐ遊べるように、リクエストされたキャラクターを描いた画用紙が広がっていた。
これを元にステッキに付けたり、バックを作ったりしている。
「本当に絵上手ですよねー!」
なんて三好ちゃんは目をパチパチとさせながら、口を開くけど。
「えー?またまたぁ?」
今更この間の、適齢期云々言ってくれた事は取り消さないからな。