ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
「て、事で。アリカ先生!合コン、行きませんか?」
なんて、突然目を光らせ出した三好ちゃんがそう口にした。
「はい?」
私からは間の抜けた声しか出ない。
「友達が1人キャンセル出ちゃってぇ!!」
「……」
保育室に居残りする私に声をかけてきたのはこの為だったのかと、すぐに理解出来た。
「相手は年上なんですけど人数合わせないといけなくて!」
「……」
眉を下げて両手を合わせる三好ちゃんが本当に必死過ぎるから、
「アリカ先生しかいないんです!!お願いしますっ!!」
「……えーと、」
迫力に負けたって言葉が一番合っていると思う。