ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
カーテンの隙間から朝の眩しい日差しが覗き込んで、心地良いぬくぬく感が私をおそう。
「……ろっ、」
「……」
「起きろってば!」
「んー……」
そんな中、男の人の声が耳元で響いた。
その大きな声のトーンが頭にガンガンと痛い。
瞼も身体も重たくて……。
気持ち悪い。
完全に二日酔いなんだろうな。
そう思い、目を瞑ったままガンガンする頭に右手を当てた。
「お前、仕事だろ?遅刻するぞ!」
「……はっ??」
"仕事"と"遅刻"という単語を聞いて、一瞬にして目が覚める。慌てて辺りを見回すと、見覚えのあるユミの部屋のベッドの上だった。
そして、目の前にいるのは……
「ダッ、ダイ!!!」