ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
「ユーミーちゃーん、遊びに来ーたーよー!!」
「はーぁーい!」
小学校から家に帰ってから、ご近所のユミと遊ぶのは毎日の日課だった。
うちかユミの家か、場所はその日によって違ったんだけどね。
「ダ、ダイくんもー」
小さなダイは泣き虫で、いつもユミにべったりくっついてお姉ちゃん子だった。
「えー!今日は学芸会の練習するから、ダイは邪魔」
なんてユミに突き放されれば、すぐ目に涙を溜めていた。
「ごめんねー、ダイくん」
ちょっと仲間外れにしただけですぐわんわん泣いてしまう、可愛かったユミの弟で近所の子のダイ。