弟はドラゴンで



じっくりと外見を味わったところで、ようやく食べる過程にたどり着く。


3段のパンケーキにナイフを入れて、一口サイズに切った。


そして、キャラメルソースがたっぷりついたパンケーキを口に運ぶ。


口の中に入れた瞬間、ふわっとした食感と甘いキャラメルソースが混じりあって、じわっと生地にソースがしみ込んでいく。


甘すぎない、でもほんのり甘くて、心と体が癒されていくのがわかる。




「……っんー!!おいッしい~!!」




私は一口目をじっくり楽しみながら、感動を口にする。




「う……ッま!!なんだこれ!!こんなの食ったことねぇ!!」




続いて龍も、パンケーキを頬張りながら美味しさを実感していた。



「美味しいね~!2時間半も並んだかいがあったよ!」


「だな!これは並ぶ価値大アリだ!!」




2人で感動を分かち合いながらパクパクとパンケーキを食べ進めていく。


< 22 / 48 >

この作品をシェア

pagetop