弟はドラゴンで
じっくりと外見を味わったところで、ようやく食べる過程にたどり着く。
3段のパンケーキにナイフを入れて、一口サイズに切った。
そして、キャラメルソースがたっぷりついたパンケーキを口に運ぶ。
口の中に入れた瞬間、ふわっとした食感と甘いキャラメルソースが混じりあって、じわっと生地にソースがしみ込んでいく。
甘すぎない、でもほんのり甘くて、心と体が癒されていくのがわかる。
「……っんー!!おいッしい~!!」
私は一口目をじっくり楽しみながら、感動を口にする。
「う……ッま!!なんだこれ!!こんなの食ったことねぇ!!」
続いて龍も、パンケーキを頬張りながら美味しさを実感していた。
「美味しいね~!2時間半も並んだかいがあったよ!」
「だな!これは並ぶ価値大アリだ!!」
2人で感動を分かち合いながらパクパクとパンケーキを食べ進めていく。