愛してるから、私を忘れて。
桜は、驚いた顔で、
「ねぇ、どうして・・・?桃原の事、あんなに好きだったじゃない・・・。」
「桜には関係ないでしょ?関わってこないでよ。」
ごめん。
桜。
今だけ、私に傷つけられて・・・。
そして、私を嫌いになって。
忘れて・・・。
「もともと、私桜がウザいって思ってたの。」
「なんで・・・?」
「私が桜といたのは、社交的な桜といれば友達の困らないからだよ。」
「嘘でしょ・・・?」
「ずっと、桜の事が嫌いだったよ。」
そう言うと、桜は眼の縁に涙を溜めてこう言った。
「信じてたのに・・・っ。酷いよっ。もう、大っ嫌い!」
ズキリ