愛してるから、私を忘れて。
う、そでしょ・・・?
そう言う事なの・・・?
なのに・・・、私は・・・。
「相園・・・。」
桃原が、私の席に来た。
「ねぇ、桃原は、知ってたの・・・?」
私はそう聞いた。
桃原は首を振った。
「知らなかった。」
「そっかぁ・・・。」
ごめん・・・。
ごめんね。
菜花・・・。
私、何も知らないで勝手に菜花を最低って思っちゃった。
ごめんなさい・・・。
そう思いながら、私はまた涙を流した。