愛してるから、私を忘れて。



察しちゃったのかな・・・。


そう思いながら、私は自分の席に戻る。


放課後になって、皆が帰った後一人教室で優くんを待っていた。


「ごめん。遅くなった。」


「大丈夫だよ。」


そう言って私は口を開く。


「優くん。私と別れて。」


優くんは、驚いたような顔をしながらもやっぱりかと言う顔をしていた。


「嫌だ・・・。」


「お願い。」


「なんでだよ・・・。どこが悪かった?直すから・・・。」


「もう、無理なんだよ。」


「嫌だよ・・・。なのと、ずっと一緒に居たいんだよ。」


ずっと一緒に居たい・・・。


それが出来ないから・・・。
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