Magic ring
ドスンッ
「…いったぁぁ……」
叫びながら天井に向かって伸ばしていたらしい手を見つめる。どうやら、ベットから落ちたらしい。
それも、上半身だけ床に落ち、両足はベットに乗ったままで丁寧にカクンと曲がっている。
「夢かぁ……」
もっとハンバーガー食べたかったなぁ…と思いつつ、手を引っ込めて立ち上がろうとする。
「いたたたた」
落ちた時に打った腰をさすりながら、立ち上がった。
…なんか妙に、部屋が広い?しかも床がふわふわ…