記憶をなくしたキミ


「あ、これ記念に買わね?」


カフェを出て、雑貨屋さんを見て回っている時、



そうちゃんがこれと言って指をさしたのは色違いのネコのキーホルダー

この町はネコが有名だからね!


ってそうじゃなくて!



「買お!何色にする?」




色違いだけどおソロのもの買えるとか嬉しすぎる!!やっぱり今日来てよかった






結局、私がピンクでそうちゃんは水色を買うことになった



「俺から言ったんだから俺買うよ!」


「いやいやそんなのいいよ!
あ、ならお互いの買って交換しよう?」


「あ、それいいな!」





このキーホルダー


カバンにつけよーっと





そう思いながら私たちは

この町を後にした。


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