記憶をなくしたキミ
キーンコーンカーンコーン



「春乃ー!お昼食べよ!!」


4時間目の授業も終わり、

元気よくお弁当を持って駆け寄ってきたのは同じクラスの近藤真紀


私の唯一の親友。




自分の意思を伝えるのが苦手な私は、

はっきり言って友達は少ない。


中学の頃、そんな私に明るく声をかけてくれたのは真紀だった




この高校には、同じ中学出身の女の子は真紀しかいない。


後、男の子が2人の計4人だ。




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