記憶をなくしたキミ
でも、
「、、、っはい」
「今田さんやってくれるのか?」
「誰もいないなら、、、」
「助かった!これで伴奏は決まりだな」
結局なってしまった、伴奏者。
「今田さんピアノ弾けるんだね!」
「危うくCDで歌うことになってたよ!助かったー!」
周りからの視線が怖くてなかなか
手をあげられなかったけど、
なにか言われることはなく。
むしろ感謝されて、なんだかとっても
温かい気持ちになった。
伴奏者になったからには頑張らなくちゃ!
これがなにかのきっかけになるのなら。
あの日から弾いていなかったピアノも
頑張ってみようかな。