記憶をなくしたキミ


戻ってくるまで課題でもしてようかな?
そう思って教科書を手に取ったその 時、、




「あれ、今田さん?」




「あっ、そ、よ吉川くん」




「今田さんはいつも残って勉強してんの?」



「ううん、今日は真紀を待ってるの」



思わぬ人物の登場につい噛んでしまった。


こうしてまた話ができるなんて夢みたい。
なんかちょっと泣きそう


クラスが違うため、あまり会う機会もないのだ。


「お前らほんと仲良いよな〜」




そう言ってクスクス笑っている
笑っているキミを見たのはいつぶりだろう。



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