一途な敏腕弁護士と甘々な偽装婚約
★眠れぬ夜 晴正side
眠れるわけがない!
全国の青少年に聞きたい!
何年も片思いしていた相手が、自宅のベッド(それも同じベッド!)に寝ていて、安眠できるのか!? 否! 出来るわけがない!!
そうやって悶々としていると、彼女の寝息が聞こえてきた。あれだけ同じベッドで寝ることに慌てふためいていたのに、横になるとすぐに静かになった。今日は色々あったし、心身ともに疲れていたのだろう。
彼女の寝顔を盗み見るくらいは許されるだろうか。決して触れないから、見るだけ。
好奇心に負けて、彼女の方へ身体の向きを変えた。身動きした音が部屋中に響いて酷く緊張する。すると、反対側を向いていたはずの彼女も仰向けになっていた。いつもそうしてきちんと眠っているのだろう。とても美しい寝顔で、愛おしい気持ちがグングン湧いてくる。あぁまずい。
転がるようにベッドから出て、二度目のシャワーを浴びた。頭は冷やしたが、ベッドに戻る勇気もなく、仕事をすることにした。幸い仕事は腐るほどあるのだ。仕事部屋に行き、朝日が昇るまで一心不乱に仕事をする。捗らなかったが、彼女が家に居ると思うと、暖かい気持ちになった。
(あぁ、これから毎日、どうやって寝よう……)
全国の青少年に聞きたい!
何年も片思いしていた相手が、自宅のベッド(それも同じベッド!)に寝ていて、安眠できるのか!? 否! 出来るわけがない!!
そうやって悶々としていると、彼女の寝息が聞こえてきた。あれだけ同じベッドで寝ることに慌てふためいていたのに、横になるとすぐに静かになった。今日は色々あったし、心身ともに疲れていたのだろう。
彼女の寝顔を盗み見るくらいは許されるだろうか。決して触れないから、見るだけ。
好奇心に負けて、彼女の方へ身体の向きを変えた。身動きした音が部屋中に響いて酷く緊張する。すると、反対側を向いていたはずの彼女も仰向けになっていた。いつもそうしてきちんと眠っているのだろう。とても美しい寝顔で、愛おしい気持ちがグングン湧いてくる。あぁまずい。
転がるようにベッドから出て、二度目のシャワーを浴びた。頭は冷やしたが、ベッドに戻る勇気もなく、仕事をすることにした。幸い仕事は腐るほどあるのだ。仕事部屋に行き、朝日が昇るまで一心不乱に仕事をする。捗らなかったが、彼女が家に居ると思うと、暖かい気持ちになった。
(あぁ、これから毎日、どうやって寝よう……)