一途な敏腕弁護士と甘々な偽装婚約
*
「んふふふー」
「美月さん? 大丈夫? 家に着いたよ!」
「わたし、殿方と腕を組んだのは生まれて初めてですー! ふふふふ」
美味しいカクテルを何杯か飲みまして、私とっても良い気分ですー!
目の前にはイケメン!まるでゲームの世界のヒロインみたい!
「夢みたいです!」
「そんなに喜んでもらえたならよかったよ」
目の前のイケメンが微笑む。お酒を飲んで、夜も更けてきたからか、少ししっとりとした雰囲気。切れ長の瞳がこちらをじっと見つめてくる。かっこいいなぁ。
しかし、このイケメンの攻略はむずかしそう。
どんな選択肢を選べば、ハッピーエンドなんだろう?
私は偽物の婚約者。
この場合、ハッピーエンドってどんな状態を指すのかしら?
「うーん?」
「お水持ってくるから座ってて。気分は悪くない?」
イケメンが慌てている。寝室に誘導された私はベッドに転がる。
「はるまささんにお持ち帰りされましたー!」
笑いながらそう言うと、晴正さんがピタっと動きを止めた。
「んふふふー」
「美月さん? 大丈夫? 家に着いたよ!」
「わたし、殿方と腕を組んだのは生まれて初めてですー! ふふふふ」
美味しいカクテルを何杯か飲みまして、私とっても良い気分ですー!
目の前にはイケメン!まるでゲームの世界のヒロインみたい!
「夢みたいです!」
「そんなに喜んでもらえたならよかったよ」
目の前のイケメンが微笑む。お酒を飲んで、夜も更けてきたからか、少ししっとりとした雰囲気。切れ長の瞳がこちらをじっと見つめてくる。かっこいいなぁ。
しかし、このイケメンの攻略はむずかしそう。
どんな選択肢を選べば、ハッピーエンドなんだろう?
私は偽物の婚約者。
この場合、ハッピーエンドってどんな状態を指すのかしら?
「うーん?」
「お水持ってくるから座ってて。気分は悪くない?」
イケメンが慌てている。寝室に誘導された私はベッドに転がる。
「はるまささんにお持ち帰りされましたー!」
笑いながらそう言うと、晴正さんがピタっと動きを止めた。