legal office(法律事務所)に恋の罠
「お話は、仲川芸能事務所で交渉を終えた後、一旦事務所に戻り残務処理をしてからになりますが、それでもよろしいですか?」
「構いません。事務所にお迎えに上がりますよ。一緒に夕食もどうですか?」
「いえ、それには及びません。事務所の応接室で話しましょう」
二人はホテルのレストランを出ると、奏付きのドライバーが運転する黒いセダンで仲川芸能事務所に向かっていた。
和奏は、スーツの胸元から眼鏡を取り出すと、テンプルを耳にかけた。
額にかかっていた髪を掻き上げる仕草が色っぽい。
奏は思わず、和奏にかける言葉を見失う。
「仲川社長は問題の多い息子に手を焼いています。甘やかして育てたからとマスコミで叩かれたことも一度ではありません」
奏もその情報は知っている。
元芸能人の社長の2世である仲川将生は、有名大学に裏口入学をし、合コン目的のサークルを運営する等して何度か騒ぎを起こしていた。
そんな男にまんまと妹の莉音が騙されるなんて,,,。
「構いません。事務所にお迎えに上がりますよ。一緒に夕食もどうですか?」
「いえ、それには及びません。事務所の応接室で話しましょう」
二人はホテルのレストランを出ると、奏付きのドライバーが運転する黒いセダンで仲川芸能事務所に向かっていた。
和奏は、スーツの胸元から眼鏡を取り出すと、テンプルを耳にかけた。
額にかかっていた髪を掻き上げる仕草が色っぽい。
奏は思わず、和奏にかける言葉を見失う。
「仲川社長は問題の多い息子に手を焼いています。甘やかして育てたからとマスコミで叩かれたことも一度ではありません」
奏もその情報は知っている。
元芸能人の社長の2世である仲川将生は、有名大学に裏口入学をし、合コン目的のサークルを運営する等して何度か騒ぎを起こしていた。
そんな男にまんまと妹の莉音が騙されるなんて,,,。