2度目の忘れられない恋





「次どこ行きます?」


あれから色々と回って、園内を歩いていると


「あ、おばけ屋敷」


みおさんがおばけ屋敷の前で足を止めた


「どんな感じですか?私、はいったことなくて、」


「思ってるより怖く無いと思うよ?」


俺自身、おばけ屋敷が全く怖く無い。

友達に連れられて何度か入ったけど、わざとびっくりしたフリをしてたらなんか申し訳なくなってくるんだよな、、


「入ってみる?」


「…ほ、本当に怖く無いですか?」


「怖い?笑
大丈夫、俺から離れないようにね」


みおさんの手を引いて中に入った





「怖く無いでしょ?」


「…どこが怖く無いんですか」

本当に怖いのか俺の腕にどんどんしがみついてくる


「…いやぁっ!」

「おっと、大丈夫? もういないよ」
みおさんの肩を抱いて手を繋ぐ


「はい、これで安心でしょ!」


「は、はい…ありがとうございます…」



出口に近づいても、俺にしがみついたまま離れなかった。笑



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空side終



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