2度目の忘れられない恋
「何でいるの…」
私たちの後ろには、怒りをあらわにしたお父さんがいた
「お父様、申し訳ございませんが
警察に通報させていただきました。」
「何故?警察に通報されるほどのことしてませんが」
「これは明らかに誘拐だと、僕が判断したので」
お父さんの眉間の皴がどんどん深くなり、整った顔が歪みだした
そしたら急に、昔のことがフラッシュバックする
……ダメだ、これは危険な合図。
「大迫さん逃げて!」
「えっ…」
私は大迫さんを玄関の外へと追い出し、鍵をかけた
「お前何やってんだよ!この野郎っ」
「…んぐっ……」
お腹に膝を入れられ、意識が遠のいていく