2度目の忘れられない恋
「さようなら〜」
ようやく1週間の学校が終わった!
私が通っているのは、芸能活動を支援してくれるところで、
休みが多くても課題でまかなってくれる。
でも、私の周りで芸能人の方見た事ないんだけどね…。
正直、あまり学校は好きじゃない。
休む事が多いから話をする人も少ないし、よく知らない
「みお〜、帰ろぉ!」
そんな私と毎日一緒に帰ろうって言ってくれるのは、
「相変わらず速いね祥吾」
五十嵐祥吾(イガラシショウゴ)。私の唯一の幼なじみ。
隣のクラスなのに、授業が終わるとすぐさま私の元に来て帰ろって言う。
親がいなくなった時も、秀が亡くなった時も、たくさん助けてもらった
「いーじゃん!それにお前今日も仕事だろ?
早く帰ろーぜ」
「うん、そうだね」