2度目の忘れられない恋




「聖菜さん、私の父をご存じで…?」


「えぇ、CMに何度か出てるからね。

でもあんな大きな会社、損害大きいでしょうね…」


そうだよね、お父さん以外の人には申し訳ないよ…


「ああの…空さんは、?」


「みっ君?毎日死にそうな顔してるわよ。あなたに会えなくて」


私に会えなくて…?


「今仕事で来れないみたいだけど、今日中には来ると思うよ!」


「そう、です…か…」


お腹の底から、何かふつふつと喜びがわいてきた



「ふふっ、嬉しい?みっ君に会えるの。」


「へ?」


「顔、にやけてたから。笑」


やばい、顔に出してしまっていたか…



「…嬉しいです。とっても」


「それ、みっ君にも言ってあげて?あの人生き返るわ」


????



「よし、みおさんの顔見れたし、私仕事行くね!

みおさん、愛菜さん、またね!」


「あ、ありがとうございました…!」



聖菜さんは、仕事の合間を縫ってきてくださったんだね。

フッと心が明るくなった気がするよ






< 134 / 191 >

この作品をシェア

pagetop