2度目の忘れられない恋
「聖菜さん、私の父をご存じで…?」
「えぇ、CMに何度か出てるからね。
でもあんな大きな会社、損害大きいでしょうね…」
そうだよね、お父さん以外の人には申し訳ないよ…
「ああの…空さんは、?」
「みっ君?毎日死にそうな顔してるわよ。あなたに会えなくて」
私に会えなくて…?
「今仕事で来れないみたいだけど、今日中には来ると思うよ!」
「そう、です…か…」
お腹の底から、何かふつふつと喜びがわいてきた
「ふふっ、嬉しい?みっ君に会えるの。」
「へ?」
「顔、にやけてたから。笑」
やばい、顔に出してしまっていたか…
「…嬉しいです。とっても」
「それ、みっ君にも言ってあげて?あの人生き返るわ」
????
「よし、みおさんの顔見れたし、私仕事行くね!
みおさん、愛菜さん、またね!」
「あ、ありがとうございました…!」
聖菜さんは、仕事の合間を縫ってきてくださったんだね。
フッと心が明るくなった気がするよ